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大阪府 豊能郡 能勢町 下田尻1060

塾長 ブログ

「~している」は常に進行形か

2025/12/21

    Todd is cleaning his room now.
    「トッドは今、自分の部屋を掃除している

    be+(V)ingで進行形を表します。(V)ingになるのは「動作動詞」なので
    ×I am knowing the news.
    などとは表現できないことは多くの人が知っています。
    では、「トッドは自分の部屋は自分で掃除している」はどうでしょう。この日本語は「普段から彼はそうだ」という「習慣」について言及しています。
    「トッドは自分の部屋は自分で掃除する」ということなので、これは現在形で表現することになります。
    Todd cleans his room.

    日本語に惑わされずに、「現在進行中の動作(=現在進行形)」なのか「習慣的行動(=現在形)」なのかを把握する必要があります。

    無意識の罪

    2025/12/17

      もう70年も前の12月の冬の日。米南部モンゴメリーの町で一人の黒人女性が逮捕された。罪状は、市バスの中で白人に席を譲らなかったというもの。バスは満席で、白人客に席を譲るようローザ・パークスは白人運転手に迫られた。彼女はこれを拒んだ。乗り合わせた他の乗客は誰も何も行動せず、車内は静かだったそうだ。そんなことは考えるに足る事象でもなかったのか。
      ほぼ同じ時期に米国を旅した、作家の小田実は当時のバス待合所の様子を『何でも見てやろう』に書いている。バスの待合室は広く清潔な白人用と狭く汚い黒人用に分けられていた。日本人は白人に差別されていたが、白人用の待合室を使うことが許されていたようだ。不快さを感じながらもホッとし、でも彼はそこで、白人の眼で黒人を見始めている自分に気づいたという。
      差別される側の小田が、容易に人を差別する側へと入れ替わる刹那。無意識の罪深さは、何度も幾重にも思考した者にさえ、やすやすと忍び込んで来ることなのだろう。

      〈12/1付、天声人語@朝日新聞より〉

      これをどう訳す

      2025/12/14

        竹岡広信先生の『ドラゴン・イングリッシュ 基本英文100』より
        The teacher says that we should wait here for a while because if we left now, we might get caught in a thunderstorm on the way down.
        「先生は…と言う」がもっともシンプルな和訳ということになるだろうが、日本語としてぎこちない。日本語的な落ち着きを求めるなら「先生は…と言った」というところだろうが、逆に英語の現在時制との差異が気になる。
        これは、小説の文章などで、本来は過去形を使うべきところで生き生きとした描写のためにあえて現在時制を使うケースや、スポーツの実況中継で本来なら現在進行形を使うところを現在時制で表現するのと同じケースだと考えていいだろう。
        『ドラゴン』ではここを、「先生は…と言っている」として、過去の発言でも現在に影響を及ぼしている時には現在時制を使えると解説している。ただ、やはり現在形を現在進行形的な表現にしてしまうことに少し抵抗を感じる人もいるだろう。
        私的には「…というのが先生の意見だ」が最適ではないかと思うが、少しばかりジャンプし過ぎだろうか。

        必要なのは変化

        2025/12/10

          俺には俺のやり方がある、とか。誰にも俺のやり方を変えられない、とか。ピュアな自分を守りたいという思想は理解できても、「変化」しなければ「居着いて」しまいます。
          今の中学・高校生はクラスの中の自分のキャラを必死に守ろうと努力しているそうです。そうやって小さな社会集団の中で安住の地位をしばし得る。そうしている限りは集団内の他者に承認され、心落ち着いて集団生活できる。
          「変わらないこと」に対置されるのは「変わること」。「変化しないこと」には「成長する」こともありません。
          「お前、相変わらずだな」は誉め言葉でしょうか。「ずいぶん変わっちゃったんだな」は別れの言葉なのでしょうか。「らしくないことを言うなよ」と釘を刺され、「らしくないことをするなよ」と警告され、「お前、変わったな」と友情の終わりを宣告される。それは回避すべきことなのでしょうか。
          オバマ元米国大統領の大統領選挙キャンペーンの標語は『CHANGE』でした。互いの成長と変化を受け入れて、なお仲良く友達つき合いできるような友人関係を育んでほしいなと思います。

          helpは省略が止まらない

          2025/12/7

            I helped my father to prepare dinner.
            目的語が短いものであれば、to (V)のtoは省略されるのが普通です。
            I helped my father prepare dinner.
            「父が夕食の準備をするのを手伝った」

            これは、よく使われる表現には省略が起こりやすいという、言語に共通する特性によるものと考えられます。
            このhelpを使う表現で、to (V) の (V) に go / come / get / be が続く時、その (V) も省略される場合があります。
            I helped an elderly woman (go) across the street.
            「おばあさんが通りを渡るのを手助けした」

            さらにこの省略が定着すると「熟語」として認知されます。
            Help your self ((go)) to some cake.
            「ケーキを自由に召し上がってね」
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